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!『ビハインド・ザ・コーヴ』捕鯨問題の映画
2016/12/03
プロジェクト
初・日本から発信!『ビハインド・ザ・コーヴ』捕鯨問題の映画アメリカ配給
お礼と進捗報告
ol.12 - 12月03日

サポーターの皆様
ご連絡が遅くなりましたが、お陰さまで先日、無事、クラウドファンディングが終了しました。
3ヶ月足らずの期間でしたが、クラウドファンディング終了日に読売新聞の「かお」欄やジャパンタイムズ、日経新聞などで紹介され、今になって「クラウドファンディングに参加したかった」というお申し出があり、なんとも複雑な思いです。何よりも伝達、ということが何をするにも必要不可欠だな、と。
しかし日本国内で皆様の力強い熱いサポートのお陰様でクラウドファンディングが成功しました。「ザ・コーヴ」の監督ルイ・シホヨスをはじめとする主要反捕鯨家から映画を見せて欲しいというリクエストがありました。こちらとしても日本へ入国できないであろう彼ら全員に、今回のアメリカ上映に招待をだし、映画について討論しませんか、と誘いましたが、討論に逃げ腰なのか、理由をつけて断られました。
現地の反応は、実際に観た方の感想は予想以上のものですが、それとは裏腹に米メディアは予想通り辛辣です。ただ「ビハインド・ザ・コーヴ」が無視できない作品であり、批評された事は反発を含め大きな結果で喜ばしく思っております。更にはロサンゼルスタイムズにレビューが出る事は、甘いも辛いも関係なくオスカーの条件にもなっているのです。
アメリカ現地の日本人の方から、「勉強になった。作ってくれてありとう。もっと早く知っていればサポートしたのに!」という声を多く掛けて頂きました。また、日本人以外の現地の方からは「amazing」を連発され、タイミングが米国の大統領選挙後ということもあり、プロパガンダで真実を知る事が困難になっていることを指摘する声が多いです。このメディアと現実のギャップの状況を身を以て体現しているところです。
これまで「日本の愛国心」というものを警戒する声ばかりが海外から聞こえていましたが、むしろ「日本は戦後、愛国心を持たないようにされ、言論が封じられ、我慢している。周りを見渡せば、アメリカをはじめ自国の国益の為なら手段を選ばない国々の存在がある」ということを俯瞰して観ていられる方が多かったように思います。これは、先に上映をしたニューヨークだから他国の意見に耳を傾ける素地があるからかもしれません。
下記のフェイスブックでも情報をアップしていますので、平行してご覧頂ければと思います。
https://www.facebook.com/behindthecove/
今日からロサンゼルスでの公開になります。東海岸と西海岸では反応の違いがあるか、私自身楽しみです。
クラウドファンディング自体は募集期間は終了しましたが、これをキッカケに映画を鑑賞する機会を増やし、お互いの意見を交換する事の始まりだと思っています。
引き続き応援を宜しくお願い致します。
まずは、お礼とニューヨークの総括まで。
八木景子
初・日本から発信!『ビハインド・ザ・コーヴ』捕鯨問題の映画アメリカ配給
https://motion-gallery.net/projects/behindthecove

国連が世界に広めた慰安婦は性奴隷の嘘
2016/10/26
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」通算第5072号2016年10月26日より転載ジュネーブ国連派遣団報告(自由社)。藤岡信勝編著
第12回:第五章 日本外務省に20年遅れの「罪状否認」をさせる
第3次派遣・ジュネーブ国連代表団(2016.2)。第五章2.国連女子差別撤廃委への日本政府回答書をめぐる攻防。

 2015年7月の第二次派遣において、杉田水脈、山本優美子代表が女子差別撤廃委員会でNGOとして発言したことが、委員長に「慰安婦問題にもう一つの見方があるとは初めて知った」「精査する」との発言を引き出しました。
 委員会から日本政府への質問にどのように対応したのかを杉田さんはフォローしていましたが、年末の日韓合意で「国連等国際社会においてお互いに避難批判することは控える」という項目に危惧をいだいていました。外務省が国連で日本を貶めてきた左派系団体と協調し、保守をけん制しているのではないかと懸念されたからです。
 しかし、2月16日の女子差別撤廃委員会で、外務省の杉山審議官は委員の質問に対し「強制連行を確認できる資料はまったくないこと」「これが広く流布された原因は吉田清治に虚言とこれを朝日新聞が大きく報道した事による」「朝日はこの事実関係の誤りを認めた」「20万人という数字には裏付けはない」「女子挺身隊とは、労働提供であり、性の相手ではない」と明確に述べたのでした。
 この前日のワーキングミーティングでの杉田、山本の二人が1分間ずつ発言したことが、そのまま取り上げられた結果となりました。
  日本語原文;http://hassin.org/01/wp-content/uploads/Chapter-5b.pdf
   英訳文:URL:http://www.sdh-fact.com/book-article/851/
PDF: http://www.sdh-fact.com/CL/UN-Sex-Slave-Report-Chapter-5.2.pdf
海外には英文で発信しました。
    (「史実を世界に発信する会」会長代行 茂木弘道)

いまなお蔓延るWGIPの嘘
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」通算第5050号2016年10月4日より転載

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 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 しょひょう BOOKREVIEW 
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 戦後七十年も経ったのに、まだGHQの洗脳が日本人の言語空間を支配
  「自虐史観」の呪縛から逃れられない理由、その原因は何処にあるのか
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関野道夫『いまなお蔓延るWGIPの嘘』(自由社)
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 WGIPというのは「WAR GUILD INFORMATION PROGRAM」の略、ようするに日本洗脳工作の工程表である。
 みごとに引っかかった。
 まだ護憲を護符として、自虐史観をひた走り、南京大虐殺はあったと思いこんでいるオメデタイ日本人がうようよいる。平和の念仏を唱えていれば、あるいは乙女の祈りのようにヘイワヘイワと叫んでいれば、戦争は回避できると思いこんでいる。
メディアの論調も、とうにGHQの監視・検閲がとけたというのに、自主規制をかけているようで、まだまだ自虐的である。
 つまり言論空間はWGIPに汚染されたままである。

 関野氏は、WGIPの特徴として次の七つを挙げている。
 (1)日本人に永久に戦争犯罪人意識を刷り込もうとアメリカが行った情報作戦
 (2)東京裁判が、WGIPの一丁目一番地
 (3)時間が経ってから効果が現れる遅効性毒薬
 (4)GHQは、原爆投下と東京裁判に対する批判を最も気にしていた
 (5)効き目が良すぎて、アメリカも困惑(日本が安全保障に冷淡なことなど)
 (6)日本政府や報道機関を通じた間接統治(WGIPによる政策を、日本人自らが選択した政策だと錯覚させる効果)
 (7)WGIPは戦後直後から三期に亘り、日本独立まで行われたが、(3)にあるように、効果はむしろあとから出てきた

 本書は前にかかれた続編にあたるが、特徴的なのは、日本人が騙されるパターンを分析していること、欧米人と日本人の思考法の差違、そして日本人が騙されやすい理由、その改善への努力の提言がなされていること。
 すなわち日本人は性悪説を信じ、日本国内と隊外国とは、思考、論理を使いわける二重人格的な対応が必要であるという提言を力説されている。

ビハインド ザ コーヴ
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」通算第5061号2016年10月14日より転載
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(読者の声5)映画「ビハインド・ザ・コーヴ」アメリカ配給のための支援を、もしご賛同いただけましたらおいくらでも構いません、よろしくお願いします
 https://motion-gallery.net/projects/behindthecove
初・日本から発信!『ビハインド・ザ・コーヴ』捕鯨問題の映画アメリカ配給. ビハインド・ザ・コーヴ 映画
  (三浦生)




中露が対日歴史認識での協力とは
2016/10/22
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」2016年9月4日 通算第5017号より転載

G0で中露が「対日歴史認識での協力」とは何か          平成28年9月4日(日)

 いまロシアのプーチン大統領が、安倍総理と会談したウラジオストックからG20会場の杭州に行っている。その杭州で、中共の習近平とロシアのプーチン大統領が中露会談をする。その会談の議題は、中露の、石油や天然ガスなどのエネルギー協力に加えて「対日歴史認識での協力」だという。
 そこで、振りかえれば、昨年の九月三日、北京の天安門に中共の習近平とロシアのプーチン大統領と韓国の朴槿恵大統領が、雁首を並べて 「対日戦勝利七〇周年記念軍事パレード」を見物していた。
 この三カ国首脳は、「対日歴史認識」で一致しているうえに協力するらしい。
 そこで、水を差すわけではないが、我が国外交と安倍総理が、日中、日露、日韓首脳会談実現で、成果があったと無邪気に自画自賛しているうちに振りかえれば、カネだけ盗られて彼らの「対日歴史認識での協力」が実を結ぶ!という馬鹿を見ないように思いつくままに記しておきたい。

 歴史認識というならば、まず、日本人なら、中露首脳会談と聞けば、日清戦争終結の翌年である明治二十九年(1896年)六月の露清密約を想起すべきであろう。
 この当時、ロシア人は、約束は破るものだと思っている、シナ人は、そもそも約束は守るものだとは思っていない、と国際社会で言われていた(今も通用する)。このロシア人とシナ人が、密約を交わしたのだ。狸と狢の密約どころではない。
 とはいえ、この当時、アメリカ人も似たようなものである。永年、インディアンと接してきたバッファロービルは、次のように言っている。白人が約束を守ったことは一度もなかった。そして、インディアンが約束を破ったことも一度もなかった。」
 露清密約に戻る。ロシアのウイッテは、清国の李鴻章に五十万ルーブルの賄賂を渡して、 日本に対する露清共同防衛の約束しながら(仮想敵国を日本としながら)、三国干渉の見返りとして満州を清国から買い取った。
 即ち、ロシアは清国から満州における鉄道施設権と軍隊駐留権を獲得した。その上で、ロシアは東清鉄道会社と露清銀行を設立し、満州の「銀行と鉄道による征服」を開始したのだ。
 ロシアによる満州の制圧は、朝鮮半島進出から海洋制覇への始まりである。
 東清鉄道は、明治三十四年(1901年)十月にシベリア鉄道と連絡してザバイカルとウラジオストックを短距離で結んだ。 これがロシアの日本攻撃の引き金である。即ち、日露戦争への道はこの時に開いた。
 この当時のロシア側の意図をロシア海軍編纂の「露日海戦史」は次のように記している平間洋一著「日露戦争が変えた世界史」)「極東でロシアが絶対優位権を確立せんと欲するならば、須く日本を撃破し、艦隊保持権を喪失せしめなければならない」
 まことに露清密約は、我が国にとって日露戦争に至る最も邪悪な密約であり、東アジアにとっても三国干渉とともに「東亞五十年の禍根」である。日本は、この露清密約を知らず、日露戦争を血みどろになって戦い、満州からロシアを追い出して、それを売り払った清国に返還してやった。

 当然、清国は密約のことはおくびにも出さずに、満州を回復する。その満州に意欲を持つアメリカは、この日露戦争後より明確に日本を仮想敵国とみなし始める。我が国が露清密約を知ったのは、1921年のワシントン会議の時である。五十万ルーブルの賄賂をもらった李鴻章の子孫は、現在、名前を変えてアメリカで大富豪として生活している。
この度、杭州で、中露の首脳が「対日歴史認識」を云々するのならば、我が国こそは、中露首脳に対して、堂々と露清密約、つまりロシアとシナこそ、二十世紀を戦争の世紀とした第一の東亜の禍根であり、続いて、コミンテルンの指令通りに内乱と戦争を起こしたソビエト共産党と中国共産党が第二の禍根であると言える立場にある。

 さて、ウラジーミル・プーチン(1952年〜)という人物について、知っている範囲内でコメントしておく。
 確かに彼は、柔道をたしなみ、安倍総理と度々会談して親日的なイメージを得ている。日本のマスコミ論調も、安倍総理と度々会見を重ねてきたというだけで、プーチンとの交渉が実り多い結果をもたらすはずだという楽観論が主流となっている。しかし,
(1)もともとプーチンは、ソビエト共産党員でソビエト国家保安委員会(KGB)の将校であることを忘れてはならない。

(2)1989年の東西ドイツを分けるベルリンの壁崩壊の時、東ドイツ内にはベルリン郊外のベニンスドルフに司令部を置く十九個師団三十八万人のソビエト軍が駐留していた。
 その時、KGB将校として東ドイツにいたプーチンは、二十一年前の「プラハの春」の時のように、一夜明ければベルリン市内はソビエト軍の戦車で埋まっていたという状況をつくり出そうと奔走したと聞いている。

(3)現在のロシア国歌は、ソビエト国歌のメロディーに新しい歌詞を付したものである。
 プーチンはその歌詞を作った。それは次の通り。
 「おお、北の大森林から南の大海原まで、 
  これら全て、ロシアの聖なる大地!」
 では、尋ねる。
 ロシアの「南の大海原」とは何処だ! 朝鮮半島の南に広がる海ではないか。
 しかし、ここがロシアの聖なる大地か!してみれば、プーチンの頭の中にあるロシアの自画像は、百十年前に朝鮮半島を基地として大海原に乗りだすために日本を撃破しようとした 帝政ロシアの皇帝ニコライ二世の首脳達と同じではないか。

(4)その百十年前の日露戦争の火ぶたを切ったのは、朝鮮半島仁川港外で行われた海戦で、我が海軍はロシアの巡洋艦ワリヤークと海防艦コレーツを撃沈した。プーチンはこの仁川に韓国大統領とともに赴き、日本の侵略と闘って戦歿したロシア兵」の慰霊碑に献花した。また昨年九月三日、プーチンは韓国の朴槿恵とともに天安門に立って対日戦争勝利七十周年の軍事パレードを見物していたことは既に記した。

(5)次ぎに、私の知人であるウクライナ人が何を言ったか記しておきたい。
 彼は言った。ウクライナにとってのロシアは、日本にとってのシナと同じだ。ロシアはウクライナのものを盗もうとする。シナは日本のものを盗もうとする。ウクライナにとってロシアは狡く強欲であり、日本にとってシナは狡く強欲である。日本にとっての習近平が、ウクライナにとってのプーチンなのだ。

 以上プーチンに関して、五項目を思いついたので書いたが、言いたいことは、このプーチンと、また習近平と、さらに朴槿恵と首脳会談を重ねただけで、国家間の物事が上手く運ぶと楽観してはならないということだ。彼らロシア、シナ、韓国は、我が国首脳との会談を重ねながら、つまり、得るものを得ながら、「対日歴史認識での協力」を進めている。
 その理由は、これが彼らの国益に適うからだ。
 
 しかし、我が国の国益とは、彼らの「対日歴史認識」は事実に反することを国際社会に広めることではないのか。我が国家と民族と国民と英霊の名誉の為に、我が国は彼らが吹聴するように、二十世紀に悪を為した邪悪な国ではなく、人種差別がなく植民地がない国際社会を目指した国こそ日本であることを、堂々と国際社会に訴えることではないか。
 従って、やはり、ここに行き着く!
 行き着く処は、靖国神社よ!
 総理と閣僚は、彼ら中、韓、露と会談するために、我が国の歴史と誇りを無視して彼らに迎合する愚を改めよ。彼らの要求に応じて靖国神社への参拝を断念するという英霊への裏切りをやめよ。英霊を裏切り犠牲にした首脳会談は、初めから対等な会談にはならず、未来を開かないことを知れ。正々堂々と、靖国神社に昇殿参拝してから職務に就き、また、首脳会談に赴け! 
                 西村慎吾

ドゥテルテ発言の背景にあるフィリピンの歴史
2016/10/08
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)10月7日(金曜日) 通算第5052号より転載
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西村眞悟の時事通信 西村眞悟の時事通信 西村眞悟の時事通信 
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━ドゥテルテ発言の背景にあるフィリピンの歴史と現状
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 フィリピンの新大統領ロドリゴ・ドゥテルテの発言の背景を知っておく必要があると思うからである。
 フィリピンは、ポルトガル人のマゼランが、1521年、スペインの艦隊を率いて太平洋の東から到着してから三百年間以上、スペインの植民地となり国名もスペイン国王のフィリップ二世にちなんで付けられた。
 しかし、スペインは、南のミンダナオなどのムスリム地帯を遂に平定できなかった。スペインとムスリムのモロ族は、ミンダナオなどで三百年間戦い続けたのである(モロ戦争)。
 さて、1911年以来74年間、アメリカ軍の正式軍用拳銃は、日本名コルト45自動拳銃(M1911、ナインティーンイレブン)であった。
 そして1985年に軍の正式拳銃がべレッタ92Fになった後にもコルト45はアメリカ軍の特殊部隊などで現在も使われ続けている。
 このコルト45の誕生こそ、フィリピンとアメリカの関係を如実に示すものであり、ひいては、今年九月のロドリゴ・ドゥテルテフィリピン大統領のオバマアメリカ大統領に対する発言につながってゆく。

 1898年、アメリカとスペインの米西戦争の最中、戦場のアメリカ軍から拳銃に関して次の要請が参謀本部に届いた。
 「一発で、敵の動きを止められるだけの威力が欲しい」
 この要請を受けて、コルト・ファイヤーアームズ社がジョン・ブローニングの考案のもとに制作したのが45口径の自動拳銃コルト45である。
 では、その戦場とは何処で、「敵」とは誰か。場所は、「フィリピン」であり、「敵」とはスペイン人ではなくフィリピン人またムスリムのモロ族である。米西戦争の最中、アメリカ軍はフィリピンでスペイン軍だけではなく、それまで、独立のためにスペインと戦っていた原住民やモロ族とも戦った。
 そして、その「敵」は、アメリカ軍にとって始めて遭遇する恐ろしい敵であった。彼らはジャングルに潜んでいて、突如、蛮刀を振りかざしながらアメリカ軍に突撃して来た。
 その時、アメリカ軍の正式拳銃であった38口径の回転式拳銃では、弾が命中しても彼らは止まらず走り続けて切り込んできた。それで、フィリピンのアメリカ軍兵士は一発の弾で彼らを倒せる大口径弾を連続発射できる拳銃を欲したのである。
 このこと、かつてアメリカ軍が出て行った後のフィリピンのスービック基地を軍事専門家のガブリエル中森氏と訪れたとき、フィリピン人の元警察官から聞いた。彼は、コルト45を撃ちながら、この弾が当たれば、身体は後ろに飛ぶと言って、仰け反って後ろに飛ぶ身振りをした。この時、フィリピンの民衆は、このコルト45を生み出したアメリカが フィリピンで何をしたか知っていると感じた。

 米西戦争でアメリカが勝ち、スペインがフィリピンから出て行った後も、アメリカ軍は、フィリピン独立を求めるフィリピン民衆と戦い続け、スペインと三百年間戦ってきたミンダナオやパラワン島やスールー諸島のムスリムであるモロ族とも戦い続けた。
 アメリカがミンダナオを制圧し全フィリピンを平定したのは、米西戦争から17年後の1915年である。
 その間、アメリカ軍は、ルソン島で616,000人のフィリピン人を殺し、レイテ島では現地人にアメリカ軍38人が殺害されたことに対する報復として10万人以上のフィリピン人を殺した。
 その他の多くの島々からなるフィリピン全土で、一体何百何十万人がアメリカ軍に殺されたのか私は知らない。アメリカ軍が見せしめのためにフィリピン人を殺した残虐で執拗な殺戮の様子を、高山正之さんが週刊新潮(16.9.29)の「変見自在」に書かれている。それを読めば、アメリカ人はシナ人と同じように残虐である。
 昭和20年の硫黄島において、アメリカ軍は次の「無期限の日本人狩り許可証」を発効している。
        Jap Hunting License
  Good For Duration Of Season
  aC1664 Open Season No Limit
 
 この実物の写真を東京都写真美術館で観た(アメリカ在住杉本博司撮影、11月30日まで展示)。
 この硫黄島の三十年ほど前にも、アメリカ軍はフィリピンで「フィリピン人狩り(Hunting)許可証」を発行してフィリピン人を狐を狩るように殺しまくっていたのではないか。その時のアメリカ軍の最高司令官は、ダグラス・マッカーサーの親父のアーサー・マッカーサーだ。
 しかし、昭和17(1942年)5月7日、フィリピンのアメリカ極東陸軍は、日本軍に降伏した。
 その時のアメリカ軍の最高司令官は息子のダクラズ・マッカーサーで、既に部下を見捨てて家族を連れてオーストラリアに逃げ去っていた。
 そして、アメリカは、
 日本軍がマッカーサーに見捨てられた兵士を歩かせたことを
 バターン半島死の行軍と、自分たちのしたことを棚に上げて
 日本軍は残虐だと、未だに喧伝している。
 
 昭和18年7月4日、
 日本政府はフィリピン共和国の独立を認め、
 ホセ・ラウレルが大統領となって東京の大東亜会議に参加してくる。
 その大東亜会議における大東亜共同宣言は、人種差別撤廃と諸民族の共存共栄を掲げておりアメリカの苛酷な支配を経験したホセ・ラウレル大統領も参加各国首脳と共に感慨無量で署名したであろう。
 しかし、昭和二十年九月二日、日本は連合軍に降伏し、フィリピンにアメリカ軍が戻ってきた。
 フィリピン人は、以上のフィリピンの歴史の中で度々交替した支配者に関して次のように言うのだと教えられたことがある。
 最初に来たスペイン人は、悪かった。
 次ぎに来たアメリカ人は、もっと悪かった。
 その次ぎに来た日本人は、さらに悪かった。
 帰ってきたアメリカ人は、最悪だった。

 さて、新しいフィリピン大統領のロドリゴ・ドゥテルテは、1945年(昭和20年)3月、レイテに生まれた。父は、華人の血をもつ。母はミンダナオのマラオナ人である。
 貧しい中で育ち、大学を卒業してから十年間、検察官をして、ミンダナオの政治・経済・文化の中心都市ダバオの市長を合計七期務めた。そして、本年6月30日フィリピンの大統領になった。
 このドゥテルテの生年である昭和20年から何が分かるかというと、彼はスペイン人より悪かったアメリカ人、 アメリカ人よりさらに悪かった日本人、帰ってきた最悪のアメリカ人の行状を、生々しく祖父母や両親から聞き、 また自らの目で見て耳で聞いた世代であるということである。

 ドゥテルテは、ダバオ市長時代もダバオの犯罪撲滅と治安維持に辣腕を振るったというが、大統領になってからは、さらに過激な麻薬犯罪撲滅を打ち出して、捜査機関に麻薬に関するマフィアや密売人の現場での即射殺を促し、警察は、既に千名以上を射殺していると伝えられている。
 このことが報道されてから、かつて警察庁の警察官から外務省に出向して在フィリピン日本国大使館に勤務した大学の先輩から聞いたフィリピンの治安状況を思い浮かべた。
 それは、フィリピンでは全ての犯罪者が拳銃を所持していて、素早く撃ってくる。警官は、相手を銃撃で倒しても、必ず近づいてトドメを刺さなければ、安心できないという状況であった。
 その状況の中のドゥテルテ大統領の強硬方針である。従って、千人の麻薬犯罪関係者を警察が射殺した後でも、80%のフィリピン国民はドゥテルテを支持している。

 そこで、アメリカのオバマ大統領は何を言ったのか。麻薬犯罪者の射殺は、人権上問題であるとドゥテルテ大統領を非難したのである。そこでドゥテルテ大統領は、カチンと来た。
 アメリカ人は、俺の生まれたレイテでも何十万人を殺しまくり、俺の母親の郷里のミンダナオでも何十万人を殺しまくった、お前ら、アメリカだけには、俺が人命軽視だとは言われたくないワイ、と。さらにドゥテルテ大統領は、アメリカからフィリピンへの武器供与を拒否されたことを明らかにして、また言った。アメリカの武器なんかもらうか、ロシアやシナからもらうワイ、と。
 その時、ドゥテルテの脳裏に、アメリカの武器は、ナインティーンイレブンの様にフィリピン同胞を一発で殺すために造られたのではないか、という記憶がよぎっていたのかも知れない。

 以上、アメリカのドナルド・トランプ大統領候補とフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領を日米のマスコミは、こぞって無茶苦茶な暴言男と申し合わせたように、ネガティブキャンペーンに似た報道をする。
 しかし、彼らは馬鹿ではない。独りは既に大統領であり、もう一人も大統領になる公算大である。従って、同じ東アジアの我々日本人こそ、ドゥテルテ大統領の発言の背景をもっと知るべきと思い本稿を書いた。
 ともかく、ドゥテルテでなくとも、私においても、アメリカ大統領は、あんまり、人権や自由やと、ええ格好言うな、と言いたくなる。
 それでも、アメリカ人がええ格好を言うならば、貴公らの西部開拓は、「開拓」ではなく、数百万の先住民の「土地と命の略奪」である。東京で一夜にして、非武装の婦女子老人を十万人以上焼き殺し、広島と長崎の無辜の市民の上に原子爆弾を投下したお前らには言われたくない、と言いたくなる。
 
    (にしむらしんご氏は前衆議院議員)

もしも蓮舫議員の二重国籍問題を蓮舫議員が追及したとしたら
2016/09/28
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」2016年9月28日(水曜日)通算第5040号より転載
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(読者の声3)臨時国会が始まりました。野党民進党は蓮舫代表の二重国籍問題もありすでに分裂含み。ネットには他人には厳しく自分に甘い蓮舫氏の発言を、自身の疑惑と追求にまとめたものがあり面白すぎて笑ってしまいました。
「もしも蓮舫議員の二重国籍問題を蓮舫議員が追及したとしたら(笑)」というネットの動画紹介の文章から。
 『少しでもミスをしたことが疑われる他者に対しては、汚い物でも見るように超ヒステリックな罵倒で「極悪人」扱いする蓮舫議員ですが、決定的なミスを犯した自分に対しては、ほんのり笑いを浮かべながら「何も知らない不遇の被害者」であるかのように世間の目を誘導する一方で、自分に対する冷静な批判者に対しては、まるで「多様性を認めないレイシスト」のように悪魔化しました。蓮舫議員や一部マスメディアの情報操作とは正反対に、実際には他者の多様性を尊重している現代の日本国民は、このように恐ろしいほどのダブルスタンダードな人物に対して「騙されたふりをして許容する」という大人の対応を見せてきましたが、そろそろ「騙されたふりをして許容しない」態度が必要であると考えます。すなわち、このような都合の良い言説の人物に対してけっして期待を持つことなく、常に批判的な目で行動をチェックし、信賞必罰で対応すべきであると考えます。ちなみに信賞必罰で対応すれば、罰のみ積み上げられていくことになるでしょうから、蓮舫議員は落選、民進党は影も形もなくなると思います(笑)』
https://youtu.be/K8LiEyZZ6hY

 中国人、韓国・朝鮮人は絶対に謝らない、という特亜三国人の精神構造が日本人といか
に違うのかがよくわかる動画です。
 蓮舫氏の母親は日本人といわれていますが、焼魚の頭を右向きにするところを見ても日
本国籍の中国人が正解なのでしょうね。
   (PB生、千葉)

コメント:この製作者のウイットと努力に敬意。

憲法9条改正シナリオ
2016/09/18
Japan On the Globe(969)■国際派日本人養成講座■H28.09.18
Common Sense: 憲法9条改正シナリオ

 9条1項の「積極的平和貢献」は日本の伝統的理想、それを実現するために2項「非武装」を改変すべき。

__________
■『世界が称賛する 国際派日本人』アマゾンで予約受付中■
http://bit.ly/2clDhhc 

弊誌読者の皆様に集中的に予約を入れていただいたお陰で、瞬間風速ではアマゾン総合52位まで行きました。新たに国際派日本人を目指そうとする方々にも注目をいただいた、と思います。

目次、まえがき、あとがきを以下に掲示しています。
http://bit.ly/2clDhhc

第一弾『世界が称賛する 日本人の知らない日本』
http://amzn.to/29wxUcW
も、まだの方は一緒にお申込みいただければ、と存じます。
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■1.朝日新聞の世論調査でも「9条改憲賛成派が多数」

 9月6日付けの朝日新聞で、憲法改正賛成派が反対派を大きく上回るという興味深い結果が報じられている。

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憲法改正への賛否について聞いたところ、「賛成」「どちらかと言えば賛成」の賛成派が42%、「どちらとも言えない」の中立派が33%、「どちらかと言えば反対」「反対」の反対派が25%だった。[1]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 憲法のどの項目を改憲すべきかについては:

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 賛成派に、改憲すべき項目を15の選択肢から選んでもらったところ、最も多かったのは「自衛隊または国防軍の保持を明記」で57%。次いで「集団的自衛権の保持を明記」が49%、「緊急事態に関する条項を新設」が43%だった。[1]
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 この内容を正確に見出しにするとしたら、「9条改憲賛成派が多数」だろう。そうとは読ませないように「改憲、有権者の関心は9条」という苦心の小見出しをつけている。偏向報道も大変だ。


■2.9条改憲のシナリオ

「自衛隊または国防軍の保持を明記」という多数意見の根拠となりうる書籍と雑誌記事がある。結論から言えば以下の内容である。

__________
 憲法9条の1項「積極的平和貢献」は、我が国の歴史伝統に沿ったものと解釈すべき。ただし、そのためには平和を乱す不法国家を抑止するための武力が必要であり、これを阻害している2項「非武装」を改変する。これにより、我が国は国際社会の中で「積極的平和貢献」を目指す、名誉ある地位を目指す。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 法律論だけでなく、我が国のあり方も含めた考え方である。以下、その内容を紹介したい。


■3.「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」

 まず、憲法9条の第1項と第2項が実は互いに矛盾した「欠陥条項」である、という長谷川三千子・埼玉大学名誉教授の指摘[2]を紹介しよう。9条1項は以下の以下のとおりである。

__________
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「国際平和を誠実に希求し」の部分は、前文ではより詳細に語られている。

__________
われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。・・・

 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 たとえばチャイナの国際法を無視した、フィリピンやベトナム、インドネシアなどへの横暴[a]に対し、わが国だけ平和であれば良い、という「一国平和主義」では、この憲法の規定に適うのか。9条1項が規定しているのは、「国際平和を誠実に希求し」ということであって、自国のみ平和であれば良いということではない。

 自国だけ平和であれば良い、という姿勢は、前文の言う「いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて」という一節に明らかに違反する。

 さらに、チベット[b,c]、ウイグル[d]など、チャイナの侵略により、第二次大戦後、世界で唯一植民地にされた国々、あるいは自由を求めて弾圧されているチャイナ人民の不幸を見過ごしては、「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位」は目指せない。

 9条1項、および前文の説く国のあり方とは、国際社会の中で、「専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しよう」と務める姿なのである。そして、我々は「国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ」とまで、言っているのである。


■4.「戦争放棄」は自衛戦争を禁じてはいない

「積極的平和貢献」と言っても、「戦争放棄」を謳っている9条1項の以下の後半部分はどうであろうか。

__________
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 この項は、1928年に我が国も批准した「不戦条約」を下敷きにしており、その表現もほとんど同一である。(和文原文の片仮名書きを平仮名に、正漢字は当用漢字に改めた)

__________
第一条 締約国は国際紛爭解決の爲戦争に訴ふることを非とし且其の相互関係に於て国家の政策の手段としての戦争を放棄することを其の各自の人民の名に於て厳粛に宣言す
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 この条約は、個人に例えれば、言い争いが起こっても、暴力は振るわないようにしましょう、ということだ。だが、無法な相手が殴り掛かってきたら、身を守る権利、すなわち自衛権は正当防衛として認められている、という事は定説になっている。

 この条約を批准する際に、アメリカは自衛権は各主権国家に固有のものであり、いかなる形においても制限されない、と「アメリカ合衆国政府公文」で規定している。

 不戦条約の考えを引き継いで、国連憲章第51条でも、次のように規定されている。

__________
この憲章のいかなる規定も、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的又は集団的自衛の固有の権利を害するものではない。
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 したがって、9条1項が述べているのは、他国との紛争は平和的に解決しようとし、武力をもって言い分を通そうとはしない、という事であった。ただ武力で無法を通そうとする国家に対しては、個別的、集団的自衛権という「固有の権利」は持っているのである。

 そして、「積極的平和貢献」の実現のためにも、無法国家を抑止し、いざ侵略されて来たら、個別的・集団的自衛権を発動するための武力は必要不可欠なのである。


■5.9条2項は1項に矛盾

 ところが、9条2項が謳う「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」とは、この1項や前文の「積極的平和貢献」を真っ向から否定する内容となっている。

 そもそも平和とは力の均衡から成り立つものであって、今、尖閣海域でなんとか平和が成り立っているのは、チャイナの軍事力に匹敵するだけの米軍と自衛隊の戦力があるからである。

 チャイナの南シナ海侵略がより露骨なのは、チャイナ対東南アジア諸国の戦力格差が大きいからだ。9条2項をまともに受け止めて、本当に戦力不保持に徹してしまえば、力の真空地帯を作ってしまい、平和貢献どころか、戦争誘発になってしまう。この点が、1項と2項で矛盾している点である。


■6.「9条2項は日本国憲法を破壊する」

 長谷川教授は、さらに「9条2項は日本国憲法を破壊する」と指摘されている。9条2項を文字通り守ったら、日本国憲法の3大原理である基本的人権の尊重、国民主権、平和主義は成り立たなくなってしまう。

 まず「平和主義」については、上述のように、「積極的平和貢献」どころか、力の真空地帯を作って戦争を誘発することから、平和主義は破壊されてしまう。

「基本的人権の保障」と「国民主権」については、チベットやウイグルの現状を見れば、よくわかるだろう。チャイナの独裁政権にもとで、チベットでは信仰や言論の自由は弾圧され[b,c]、ウイグルは核実験場とされた[d]。両国人民の基本的人権は徹底的に踏みにじられている。

「国民主権」とは国民がその国の「主権」を持つということだが、チベットやウイグルのように、そもそも国が外国に主権を奪われた状態では、「国民主権」も成り立ちようがない。それもこれも、チベットやウイグルがチャイナの侵略をはねかえすだけの軍事力がなかったからである。

 したがって、「平和主義」も「基本的人権」も「国民主権」も、軍事力のない国家では維持できない。軍事力を否定する9条2項が日本国憲法を破壊する、というのは、こういう意味である。


■7.9条2項の前提となっていた沖縄の核基地

 憲法全体を破壊する9条2項がなぜ憲法の中に入れられたのか。昭和21(1946)年2月初め、占領軍総司令部(GHQ)民政局が日本国憲法の草案を1週間で作れと命ぜられた際に[e]、マッカーサーが示したのが「マッカーサー・ノート」だった。その第2項は、第9条の原型になっている。

__________
 国権の発動たる戦争は、廃止する。日本は、紛争解決のための手段としての戦争、さらに自己の安全を保持するための手段としての戦争をも、放棄する。日本はその防衛と保護を、今や世界を動かしつつある崇高な理想に委ねる。日本が陸海空軍を持つ権能は、将来も与えられることはなく、交戦権が日本軍に与えられることもない。
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「自己の安全を保持するための手段としての戦争をも」の部分は、日本国憲法からは削除された。憲法起草チームのリーダーをつとめたケーディス大佐は「どの国家にも自己保存の権利があるという考え方から削ったのだ」と証言している。[2, 576]

 実は、マッカーサーには彼なりの戦略構想があった。日本列島の防衛のためには、沖縄に航空戦力を主体とした基地をつくり、そこに最低でも9発の原子爆弾を配備すれば、充分、ソ連の脅威に対抗できる、という考えだった。

 1950(昭和25)年、北朝鮮軍が韓国に攻め込んで朝鮮戦争が始まると、マッカーサーは朝鮮半島に出動した米軍に代わって、日本における防衛・治安維持のために警察予備隊7万5千人の設置を指示した。この政策が9条2項に矛盾しかねない事は頬被りしていた。

 マッカーサーが去ったあと、ソ連やチャイナの代理人として国内左翼が9条2項を金科玉条として「非武装平和」というお花畑思想を国民に植えつけてきたのである。


■8.「平和主義は、日本の国体」

 9条1項の「積極的平和貢献」を生かし、それを阻害する2項の「非武装」を修正するというシナリオに、独自の視点を加えているのが、小川榮太?氏の論文『戦後七十年―平和主義を問い直す』[2]である。と氏は言う。

__________
そもそも平和主義は、日本の国体です。出雲(いずも)の国譲りの神話では、旧勢力を出雲に封じ込めますが、奴隷状態に置いたり、滅亡させたりしない。徳で慰撫(いぶ)し、鎮魂する。初代神武天皇も、矛(ほこ)を止めるという神の武威を表しています。[3]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 その神武天皇が即位されて、橿原の地に都をつくろうと出された詔(みことのり)で、次のように宣言されている。

__________
人々がみな幸せに仲良くくらせるようにつとめましょう。天地四方、八紘(あめのした)にすむものすべてが、一つ屋根の下の大家族のように仲よくくらそうではないか。なんと、楽しくうれしいことだろうか。[f]
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 近代においても、日露戦争開戦に際して明治天皇は「よも(四方)の海みなはら(同胞)からと思ふ世になど波風のたちさわぐらむ」の御製を示されて、なんとか戦争を避けたいと思召めされた。昭和天皇も日米戦争開戦の際に、この御製を示されて、平和的交渉への最後の望みを託された。「八紘一宇」「四海同胞」という「積極的平和貢献」こそ我が国の伝統的理想であった。

 9条1項はこの伝統的理想につながるものと解釈しうる。その実現を阻む2項を改変すれば、日本国憲法は我が国の「根っこ」につながったものとなるだろう。

 改憲とは、「一国平和主義」で無法国家の横暴による他国・他民族の不幸には見て見ぬふりをし、結果的に自国も侵略されてしまう道を行くのか、「積極的平和貢献」で無法国家を抑止して、世界の国々と家族、兄弟として仲良くやっていく世界を目指すかのか、どちらの道を歩んでいくのか、という選択なのである。

(文責:伊勢雅臣)

■リンク■

a. JOG Tweet 中国(1) 南シナ海 、波高し
http://blog.jog-net.jp/201506/article_5.html

b. JOG(123 チベット・ホロコースト50年(上)〜アデの悲しみ〜
 平穏な生活を送っていたチベット国民に、突如、中共軍が侵略を始めた
http://www2s.biglobe.ne.jp/%257enippon/jogbd_h12/jog123.html

c. JOG(124) チベット・ホロコースト50年(下)〜ダライ・ラマ法王の祈り〜
  アデは27年間、収容所に入れられ、故郷の文化も自然も収奪された
http://www2s.biglobe.ne.jp/%257enippon/jogbd_h12/jog124.html

d. JOG(523) シルクロードに降り注ぐ「死の灰」
 中国に植民地支配されたウイグル人の土地に、核実験の死の灰が降り注ぐ。
http://www2s.biglobe.ne.jp/%257enippon/jogdb_h19/jog523.html

e. JOG(141) 仮設憲法、急造成功
 今週末までに、新憲法の概案を作れ、、、マッカーサーは、なぜそんなに急がせたのか?
http://www2s.biglobe.ne.jp/%257enippon/jogbd_h12/jog141.html

f. JOG(074) 「おおみたから」と「一つ屋根」
 神話にこめられた建国の理想を読む。
http://www2s.biglobe.ne.jp/%257enippon/jogbd_h11_1/jog074.html

■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け)

1. 朝日新聞DIGITAL「改憲、有権者の関心は9条」、H28.09.06
http://www.asahi.com/articles/ASJ805KBGJ80UTFK00N.html

2. 長谷川三千子『九条を読もう!』★★★、幻冬舎新書(Kindle版)、H27
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4344983890/japanontheg01-22/

3. 小川榮太郎、「戦後七十年ー平和主義を問い直す 日本は大国であることを引き受けよ」『祖国と青年』H2707


■前号「961 歴史教科書読み比べ(番外編): 育鵬社『もう一度学ぶ日本史』を読む」に寄せられたおたより

■日本人であることに誇りが持てる歴史教科書(Yukaさん)

先日のメルマガで紹介されていた「もう一度学ぶ日本史」読みました。

学生時代に勉強した頃と比べると全体的に、日本人であることに誇りが持てる内容になっていたと思います。

今回初めて知ったのが、”五日市憲法”(p172)の話でした。
民間の個人や団体が90編以上の憲法草案を作っていたことも驚きでした。

なかでも、五日市の豪農や教員たちによって作られた五日市憲法は、皇位の継承、権利の保障や地方自治についても規定されていたとのことで、日本の教育水準の高さと、自分たちの手で草案を起案しようという気概に非常に感心しました 。

子どもにも、この育鵬社版の教科書で歴史を学んでほしいと思います。もし学校が採用しているものが違う場合は、この本を参考にさせたいと思います。

素晴らしい本をご紹介いただきありがとうございました。

大東亜戦争は継続中だと語ったインドネシア将軍
2016/09/04

Japan On the Globe(967)■国際派日本人養成講座■H28.09.04より転載

地球史探訪:「大東亜戦争は継続中だ」と語ったインドネシア将軍
 日本軍が引き上げた後も、インドネシアは植民地主義・共産主義と戦ってきた。

__________
伊勢雅臣著『世界が称賛する 日本人の知らない日本』
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お陰様で3ヶ月で3刷り1万部、Kindle版とも好調です。
アマゾンではカスタマーレビュー28件、5つ星評価で4.9と高い評価をいただいてます。読まれた方は、ぜひ投稿をお願いします。

投稿者: 玉澤直久 5つ星のうち5.0「全ての日本人が読むべき本です」

 私たち日本人は、他国の人たちからどのように見られているかということを非常に気にする国民であるのに、実は自分の国のことをそれほど知らない国民です。この本は、日本及び日本人はどのような国、民族であるのかという事を、しっかりと理解させてくれる本で、全ての日本人に読んで欲しいと思います。

(伊勢雅臣)学校や図書館には寄贈させていただいています。
申し込みは以下の頁からどうぞ。
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■1.「我々が取り組まねばならない植民地一掃の大事業」

 インドネシアのサンバス将軍は、次のように語ったと伝えられている。
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 日本の戦争目的は、植民地主義の打倒であった。その目的の大半は達成したが、植民地主義国はまだ残っているではないか。ソ連(ロシア)は最後の植民地主義国だ。中国もチベットやウイグルを併呑した植民地主義国だ。これから我々が取り組まねばならない植民地一掃の大事業は、中ソが相手となる。[1, p111]
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 25年ほど前の発言だが、ソ連こそ打倒されたものの、チャイナによるチベット、ウイグルの弾圧・搾取は酷くなる一方であり、最近の南シナ海の軍事基地化はそのまま、東南アジア諸国への侵略である。

 しかし、この発言の真意を理解するには、インドネシア国民が第二次大戦後も植民地主義と戦ってきた足跡を知らなければならない。インドネシア国民から見れば、西洋植民地主義や共産主義と戦ってきた日本が大東亜戦争の敗戦で引き上げてしまったので、その後の「植民地一掃の大事業」を、彼らだけで取り組まなければならなくなった、というのである。

 戦後のインドネシアの戦いを見れば、大東亜戦争の意義も、日本の今後の使命も見えてくる。


■2.日本軍の支援を受けて独立準備

 1602年から始まったオランダのインドネシア支配は過酷で、各地でコーヒーや砂糖の栽培を強制し、その収益はオランダの国家予算の三分の一を占めたと言われている。貧困に喘ぐインドネシア人の平均寿命は、一説によれば、35歳まで低下した。

 オランダ支配に抵抗して、インドネシア人民は何度も独立闘争を起こしたが、そのたびに制圧された。そこに登場したのが日本軍だった。日本軍は同じアジアの民としてインドネシア人に助けられ、わずか七日あまりでオランダ軍を降伏させた。

 インドネシアに駐留した第16軍司令官・今村均大将は、独立運動の指導者スカルノに対し、将来の独立に向けた準備を支援する代わりに、戦争に協力するよう求めた。スカルノはこの取引に応じ、日本軍に物資や労務を提供する代わりに、日本軍はインドネシア人による軍隊(PETA)の創設・訓練、官僚の育成、法制度や教育体制の整備などを進めた。[a, b, c]

 その上で、日本軍が敗れた1945年8月15日の二日後、スカルノは初代大統領に就任して、独立を宣言したのである。


■3.オランダの「侵略戦争」

 しかし、それで過去300年以上の権益をあきらめてしまうようなオランダではなかった。オランダの副総督ファンモークは、スカルノの独立宣言を無視して、インドネシアの港町スラバヤにイギリス軍とともに、上陸した。

 ファンモークは「インドネシア人は、日本軍が降伏してしまった現在、我々が上陸すれば、彼らは直ちに元通り従順になるに違いない」と考えていた。しかし、インドネシアは「日本軍のおかげで羊がトラになった」とオランダは驚愕した。

 イギリス軍は連合軍の管轄として、日本兵の武装解除、本国輸送などの役割を果たすためにやってきたのだが、インドネシア独立戦争に巻き込まれ、大きな犠牲を出した後で、1946年11月に軍隊を撤退させた。

 しかし、オランダは諦めず、1947年7月に戦車、飛行機、機関銃で武装した部隊約10万人を投入して、大規模な攻撃に出た。インドネシア共和国軍は兵員こそ2百万人もいたが、武器は日本軍から秘密裏に渡された小銃4万丁ほどに過ぎず、大半の兵士は竹槍を手に立ち向かった。オランダ軍は瞬く間にジャワの大部分と、スマトラ油田地帯を含む産業地帯を占領した。

 オランダの「侵略戦争」は世界中の非難を浴び、国連安保理も「オランダの敵対行動の即時停止」と「平和的手段での解決」を謳った決議案を採択した。


■4.「植民地主義と戦うには力がなければ勝てない」

 オランダは、この決議案を受け入れて、停戦に応じるかと見せかけたが、占領地域からの軍隊撤退は拒否した。外交交渉が乗り上げ、局地的戦闘が続く中、1948年12月20日、オランダは空挺部隊による第二次攻撃を開始。

 オランダとの独立戦争では、日本軍人数千人が戦後も現地に残ってインドネシア軍とともに戦った。そのなかには、インドネシア国立英雄墓地に祀られている人々もいる。[d]

 国際世論、特にインドを始めとするアジア諸国はオランダによる都市の無差別爆撃に激しい非難を浴びせかけた。国連安保理も1949年1月28日、オランダに対して、インドネシアから撤兵するよう勧告する決議案を採択した。

 アメリカ議会の中では、これ以上、軍事行動を続けるならば、マーシャル・プラン(アメリカによる欧州経済復興援助)を打ち切るべきだという声が出てきて、これが最終的にオランダを諦めさせた。結局、国連による非難決議は、オランダの侵略に対する有効な阻止手段とはならなかったのである。

 3年半の独立戦争で、インドネシア側が払った犠牲は死者だけで80万人、負傷者は1千万人を超えた。しかし、オランダは謝罪するどころか、戦闘を賄うために自ら発行した軍票60億ドルのインドネシア政府による弁済、オランダ人官吏への恩給支給、オランダ人所有の不動産の権利承認などを要求した。

 インドネシア政府は独立確保のために、オランダの要求をすべて呑んだ。そして再侵略の心配がなくなった1963年に、オランダの要求を否認する声明を出した。その時の外相であったルスラン・アブドルガニー氏は、[1]の筆者・江崎道朗氏に次のように語った。

__________
 我々はようやく力がついてから全世界の見ているところでオランダとの約束を全部破り捨てました。つまり植民地主義と戦うには力がなければ勝てないのです。オランダと戦う力、つまり軍事能力を戦時中、日本が与えてくれたおかげで我々は独立することができました。[1, p80]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 連合国が東京裁判で我が国を「侵略の罪」で裁いている最中に、原告側に立っていたオランダは露骨な侵略をしていたのである。


■5.共産クーデターとの戦い

 オランダからの独立を果たしたのも束の間、インドネシアは今度は共産主義勢力の標的とされる。ソ連や中国はスカルノを操って、インドネシアを共産化しようとした。1958年には、スカルノ政権はソ連から10億ドルもの武器援助を受けとった。

 1963年、終身大統領に就任したスカルノへの反感から欧米諸国が援助を控えると、中国は肩代わりし、共産党の勢力拡大に注力した。インドネシア共産党は「入党すれば、いい仕事につける」と宣伝し、党員3百万人、シンパ18百万人にまで膨張した。

 1965年10月1日未明、ついに共産クーデターが勃発。大統領親衛隊の約5百人の決起部隊が、陸軍将校の邸宅を次々と急襲し、大統領官邸を占拠した。俗に「9・30事件」と呼ばれる。

 しかし、陸軍戦略予備軍司令官のスハルト少将が、共産クーデターに呼応しないよう国軍幹部を説得し、即座に鎮圧に動いた。スハルトを中心とした陸軍が行動を開始すると、学生とイスラム教徒の民衆は共産党に立ち向かった。

 各地で民衆が左右に分かれて激突し、半年間で死者百万人に上ると言われる内戦が繰り広げられた。この結果、共産クーデターが失敗に終わり、周恩来主導のアジア共産化構想は頓挫した。スカルノは大統領の職位こそ解かれなかったが、失脚して実権を失った。


■6.「日本にぜひ協力してもらいたい」

 9・30事件の翌66年2月、インドネシア軍の司令塔となっていたアリ・ムルトポ准将が来日して、福田赳夫外相、佐藤栄作首相と会談した。ムルトポは、次のように訴えた。

__________
 束南アジアはこれまで、米中ソの代理戦争をしてきました。米中ソを入れないようにASEAN(東南アジア諸国連合)という垣根を作ります。1967年にその構想を発表します。中国、ソ連、ベトナムに対抗する政治連合です。

 共産国の出方次第では、軍事連合にするかもしれない。しかし、我々が政治団体とか軍事団体を結成すると言えば、アメリカにぶち壊されてしまうので、当分の間は文化、観光、経済の団体という覆面をするつもりです。日本にぜひ協力してもらいたい。[1, p121]
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 日本政府は察知していなかったが、9・30事件以降、インドネシアやマレーシア、シンガポールなど東南アジアのリーダーたちは、「もうこれ以上、巨大な象(米中ソ)に我々の士地を荒らされてはかなわない」と考えて、ピースゾーン(平和地域)としてのASEAN建設に向けて一致して動いていたのだ。

 日本政府は、スハルト大統領体制が発足すると、直ちに大規模なODA(政府開発援助)を供与しインドネシア政府を支援した。

 ムルトポ准将の言葉通り、1967年、タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア、シンガポールと反共を国是とする5カ国でASEANが誕生した。

 昭和51(1976)年に総理大臣に就任した福田赳夫は、翌52年、東南アジア諸国を歴訪し、マニラで、ASEANを全面的に支援する事を約束した。この演説は「福田ドクトリン」としてASEAN諸国から、今も高く評価されている。


■7.日本を助けたインドネシア指導者たち

 インドネシアをはじめとするASEAN諸国は、日本を頼りにするばかりでなく、日本をできる限り助けようとした。アイゼンハワー政権のダレス国務長官が、日本が講和独立後に、朝鮮戦争特需に代わる新たな経済市場が必要と考えた時に目をつけたのが東南アジア市場だったが、東南アジア諸国の指導者たちも、この方針を支持し、日本企業の東南アジア進出を支援した。

 1973(昭和48)年にOPEC(アラブ石油輸出機構)が中東戦争を有利に運ぶために、石油供給を削減して、石油ショックが起こった。

 この時、日本政府は内密にOPECのリーダーであるサウジアラビアのフェイサル国王に日本向け石油の供給増加を依頼したのだが、その際に同じイスラム教徒として、国王との仲介をしてくれたのが、アラムシャ副首相やモハメッド・ナチール首相らインドネシアの指導者だった。彼らはこう語って、日本への支援を求めた。

__________
(大東亜戦争によって)キリスト教徒(オランダ)に支配されていた我々イスラムの民を救い、その独立を支援してくれたのが日本であり、日本はイスラムの味方だ。[1, p90]
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 平成17(2005)年、小泉首相の靖国参拝に関して、中国政府がヒステリックな批判を繰り返していた際にも、ちょうど訪日していたインドネシアのバンバン・ユドヨノ大統領は「国のために戦った兵士のお参りをするのは当然のことだと思う」と参拝を支持した。


■8.「たった一度の敗戦で大切な目的を忘れてしまったのは遺憾だ」

 戦後も続いた日本とインドネシアの橋渡しをしたのが、中島慎三郎氏という一民間人だった。中島氏は戦時中は日本陸軍の防疫給水部衛生兵として、インドネシア各地で伝染病対策を行って、大歓迎を受けつつも、疲弊した人々の生活に心を痛めた。

 終戦後に帰国し、東京新橋駅前で花屋を始めた。そこに出入りするようになったのが、戦時中に陸軍士官学校や早稲田大学に留学していたインドネシアの青年たちだった。彼らは帰国できないまま、母国の発展には日本の協力が必要だと考え、日本との関係を築こうとしていた。彼らは中島氏を父とも仰ぐようになり、やがて母国に戻って、政財界で活躍するようになる。

 アリ・ムルトポ准将を福田外相に引き合わせたのが、この中島氏である。ユドヨノ首相が靖国参拝を支持してくれたのも、中島氏がツテを辿って依頼したのである。

 冒頭の「我々が取り組まねばならない植民地一掃の大事業」と語ったサンバス将軍の言葉は、実は海部首相が行った大東亜戦争に関する謝罪演説に激怒して、中島氏に国際電話で語ったものだった。それはこう続く。

__________
 そんなときに行つた海部演説は、植民地主義打倒の悲願を放棄したことになる。海部さんは日本の果たしてきた歴史を踏まえ、アジア・アフリカの悲願を代表して、まだ残っている植民地主義を攻撃すべきだった。大東亜戦争は継続中だ。たった一度の敗戦で大切な目的を忘れてしまったのは遺憾だ。[1, p111]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 このサンバス将軍の発言を、中島氏は次のように解説した。

__________
 要するに、戦争に負けたからと言って、その戦争で自ら掲げていた理想まで否定するのは無責任ではないかと、サンバス将軍は言っているのだよ。その無責任さが結局、現在の日本の東南アジア政策のお粗末さになって現れているのだ。[1, p111]
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「植民地解放」という理想を忘れてしまった現代日本が、現状維持だけを旨とする「お粗末な外交」に堕(だ)してしまったのも当然である。それを歯噛みして見ている国々がある。草葉の陰の我が先人たちも同様であろう。日本が戦った植民地主義・共産主義との戦いとしての「大東亜戦争」は、今も続いているのである。
(文責:伊勢雅臣)

■リンク■
a. JOG(045)「責任の人」今村均将軍(上)
 インドネシアでは、民族独立を目指すスカルノとの友情を貫き、ラバウルでは、陸軍7万人の兵を統率して、玉砕も飢えもさせずに、無事に帰国させた。
http://www2s.biglobe.ne.jp/%257enippon/jogbd_h10_2/jog045.html

b. JOG(046) 「責任の人」今村均将軍(下)
 戦犯として捕まった部下を救うために、自ら最高責任者として収容所に乗り込み、一人でも多くの部下を救うべく奮闘した。
http://www2s.biglobe.ne.jp/%257enippon/jogbd_h10_2/jog046.html

c. JOG(193) インドネシアの夜明け
 インドネシア独立を担った人々が語る日本人との心の交流。
http://www2s.biglobe.ne.jp/%257enippon/jogbd_h13/jog193.html
d. JOG(036) インドネシア国立英雄墓地に祀られた日本人たち
 多くの日本の青年たちがインドネシアを自由にするために独立の闘士たちと肩を並べて戦ってくれました。
http://www2s.biglobe.ne.jp/%257enippon/jogbd_h10_1/jog036.html

■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け)
1. 江崎道朗『コミンテルンとルーズヴェルトの時限爆弾─迫り来る反日包囲網の正体を暴く』★★★、展転社、H24
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4886563805/japanontheg01-22/

リオで見えた嘘と真心
2016/08/28

Japan On the Globe(966)■国際派日本人養成講座■H28.08.28より転載
Common Sense: リオで見えた嘘と真心
 ドーピングや審判買収の嘘が消えて、選手たちの真心が輝いたリオ五輪。__________
伊勢雅臣著『世界が称賛する 日本人の知らない日本』
http://amzn.to/2aeCHh7

お陰様で3ヶ月で3刷り1万部、Kindle版とも好調です。
アマゾンではカスタマーレビュー28件、5つ星評価で4.9と高い評価をいただいてます。読まれた方は、ぜひ投稿をお願いします。

投稿者: shin ★★★★★ まずは小学生に読ませたい
 小さい頃から自国に誇りを持てる教育をするべきだと今更ながら痛感しています。なぜなら、私は10年ほど前までは日本は悪いことをしたと思っていたからです。これは、正しい近代史が教えられておらず、欧米視点の歴史観を鵜呑みにしていたからに他なりません。

 外国に行って初めてわかりましたが、自分の生まれ育った国に誇りが持てないのは悲しいことです。教育現場やマスコミがおかしな方向である現実を見ると、我々一般市民が草の根で広めていくしかないですね。

(伊勢雅臣)学校や図書館には寄贈させていただいています。
申し込みは以下の頁からどうぞ。
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=315924
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■1.メダル数を大きく減らしたロシア、中国、韓国

 リオ・オリンピックが終わった。日本選手団の獲得メダル数は金12、銀8、銅21の計41個と、過去最多となった。ロンドンでは金7個、合計38個だったので、金で大幅増、合計でも若干増という結果となった。

 メダル数を国別で見ると、ロシア、中国、韓国が大きく減った。ロシアはソチ五輪の組織的ドーピング(薬物)問題で多くの選手が出場禁止となり、ロンドンでは金24個、合計81個だったのが、今回は金19個、合計56個と約7割に減少した。

 同様に惨敗したのが中国で、ロンドンでは金38個、合計88個で国別では2位だったのが、今回は金26個、合計70個で、英国に抜かれて3位に転落。韓国は前回、金13個、合計28個で5位だったが、今回は金9個、合計21個、8位まで落ちた。

 中国はドーピングでの出場禁止処分こそ受けなかったが、かつては組織ドーピングの内部告発があった。今回は、検査がはるかに厳しくなっており、その影響があったのだろう。

 韓国はロンドン五輪では、サッカー、柔道、フェンシングなど、「韓国がらみのおかしな判定」が起きていた。今回は「誤審防止」との名目で、判定に異議を唱えたら、ビデオ判定するシステムが導入された[1]。今回の柔道では、16年振りに金メダルゼロに終わった。

 ドーピングや審判買収による嘘が消えて、選手達のスポーツにかけた真心が輝きだした大会だった。


■2.「相手がいますから。しっかりと冷静に礼をして降りようと」

 まずは、美しい柔道で金メダルをとったのが、柔道男子73kg級の大野将平選手。ロンドンでは日本男子柔道は史上初の金メダル無しで終わったが、今回も男子90kg級、女子48kg級、男子66kg級、女子52kg級といずれも銅で終わり、重苦しいスタートとなった。それを一挙に吹き払ったのが、大野選手だった。

 準決勝を除くすべての対戦に一本勝ちを収めた。決勝戦の相手は、アゼルバイジャンの欧州王者ルスタフ・オルジョフ。「一発のある選手」と警戒しながらも、接近戦で勝負に出た。得意の内股で1分44秒に技ありを奪った。

 ポイントをリードした後に、大野の消極的な姿勢に指導が入ると、「逃げるより、攻め抜いて投げてやろう」と、再び攻めて、3分15秒、鮮やかな小内刈りで一本をとった。日本柔道界に2大会振りの金メダルをもたらした勝利だったが、大野選手は笑顔もなく、厳しい顔をしたまま、深々と礼をして、オルジョフと握手で健闘を讃えあった。

 ガッツポーズも、喜びの表情もない理由として、大野選手は「相手がいますから。しっかりと冷静に礼をして降りようと」と語った。

 勝負には勝ちもあれば、負けもある。敗者への思いやりを込めて、礼に始まり、礼に終わる武道の精神。試合後、大野は「柔道の素晴らしさ、美しさ、強さを伝えられたと思う」と語った。だが、井上監督から「プレッシャーの中、よく取ってくれた」と声をかけられると、張り詰めたものから解放されるかのように涙があふれたという。

 柔道が世界に広まって「ジュードー」となり、ポイントを奪ったら、いかに逃げ切るか、というせこい勝負になった時期もあったが、礼に始まり、礼で終わる「美しく、強い柔道」という理想を追い求める大野の真心が爽やかだった。[2]


■3.「それは無駄な質問だ」

 真心の籠もったライバル関係を見せたのが、個人総合で金メダルをとった内田航平選手と銀メダルをとったウクライナのオレグ・ベルニャエフ選手。内村選手は5種目までベルニュアエフ選手にリードを許しながら、得意の鉄棒で最後に大逆転した。オリンピック2連覇で、世界選手権も含めると8年連続で個人総合の王者の座を守った。

 表彰後のインタビューで、ある海外の記者から「あなたは審判に好かれているんじゃないですか?」という質問が飛んだ。失礼な質問にも内村選手は淡々と「まったくそんなことは思ってない。みなさん公平にジャッジをしてもらっている」と答えたが、横にいたベルニャエフ選手が怒った。[3]

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 審判も個人のフィーリングは持っているだろうが、スコアに対してはフェアで神聖なもの。航平さんはキャリアの中でいつも高い得点をとっている。それは無駄な質問だ。

 航平さんを一生懸命追っているが簡単じゃない。この伝説の人間と一緒に競い合えていることが嬉しい。世界で1番クールな人間だよ。
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 銅メダルの英国ウィットロック選手も、「大変素晴らしい。彼は皆のお手本です。今日の最後の鉄棒は言葉がない。クレイジーとしかいえない」と声をそろえ、内村選手は気恥ずかしそうにはにかんでいた。


■4.「誰にもできないところまでもっともっとやってほしい」

 ベルニャエフ選手の祖国ウクライナは争乱状態が続いており、練習施設も貧しく、国からの給料も月100ドルほどしかない。毎週試合に出て、活動費を自分で稼がなければならない状態だという。

 その実力を見込んで、他国から、国籍を変えて出場しないか、という好条件の申し出がなされたが、ベルニャエフ選手は家族や友人のいるウクライナから離れることを拒否している。

 内村選手に関しては、過去にこんな発言をしている。

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内村は本当に神話的な選手。
でも、僕の目標はシンプルだ。彼と戦うことさ。
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 こういう選手が、内村選手に対する質問に怒ったのも、当然だろう。質問が内村選手にとって失礼というだけでなく、自分が目標としてきた内村選手を貶めるような質問は、自分の生き方に対する侮辱でもある、と受け止めたのではないか?

 内村選手も、ベルニャエフに関して、次のように語っている。

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 オレグ選手がすごいことをやってきたので、本当にぎりぎりで勝ったという感じなので、次はないと。・・・それぐらいの選手になったし、次からの世界の体操は彼に引っ張っていってほしいなという感じもあります。

 オレグ選手には、全種目を高難度でやるという僕には信じられないことをやっているので、誰にもできないところまでもっともっとやってほしいとも思っています。
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「誰にもできないところまでもっともっとやってほしい」という発言からは、体操という道を共に究めようとする同行者と考えているように聞こえる。


■5.記憶に残る真心のドラマ

 金メダルをとれなかった事が、ニュースになった場面もあった。誰もが金メダル間違い無しと信じていた女子レスリング53キロ級の吉田沙保里選手が決勝戦で敗退して、銀メダルに終わり、五輪4連覇を逃した時だった。

 吉田選手を破ったのは、米国のヘレン・マリーレス選手。終始、闘志をむき出しにして立ち向かい、1点先取されたが、その後4点取って、逆転勝ちを収めた。敗戦が決まった途端、吉田はマットに泣き伏したが、マリーレス選手も同様に泣き崩れた。[4]

 サリーレス選手は12歳の時に吉田選手を観て憧れ、両親の反対を押し切って、吉田選手に勝つことを目標にレスリングをやってきたという。サリーレス選手は、表彰台で米国初の金メダルを受けとった際も「これをずっと夢に見てきた」と顔を覆って大粒の涙を流した。

 そして、試合後には「彼女と戦う準備をずっと続けてきた。彼女は私のヒーロー。彼女は最もたたえられているレスラーで、彼女と試合をできたのは本当に名誉なことだった」と語った。[5]

 吉田選手の4連覇はならなかったが、事前の予想通りすんなり4連破を記録するよりも、記憶に残る真心のドラマが生まれたのではないだろうか。


■6.「そんなことないですよ。素晴らしい戦いでした」

 試合後に、吉田選手が号泣しながら受けたインタビューがまた、感動的だった。[6]

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─ 素晴らしい試合でした。今の気持ちを振り返ってください

(吉田選手は号泣しながら)「たくさんの方に応援していただいたのに、銀メダルに終わってしまって申し訳ない」

─ そんなことないですよ。素晴らしい戦いでした

「日本選手の主将として金メダルを獲らなければならないと思って、ごめんなさい」

─決勝戦、非常に厳しい戦いでしたが、あえて敗因をあげるとしたら?

「やっぱり自分の気持ちが、最後は勝てるだろうと思って、とりかえしのつかないことになっていまって・・・」

─そんなことは誰も思ってないと思います

(中略)

「最後は自分の力が出し切れなくて・・・」

─日本中では拍手を送ってくれていると思います。素晴らしい銀メダルでした。ありがとうございました。
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 アナウンサーはNHKの三瓶宏志氏。応援してくれる人々に申し訳ないという吉田選手の真心と、その奮闘振りに感謝するアナウンサーの真心が響き合ったインタビューだった。


■7.「マオ(浅田)にも感謝したい」

 内山航平選手とオレグ・ベルニャエフ選手、吉田沙保里選手とヘレン・マリーレス選手の真心の籠もったライバル振りを見て、どうしても思い浮かんでくるのが、フィギュア・スケートの浅田真央選手とキム・ヨナ選手の関係だ。

 浅田選手の高難度の演技につけられた点数が余りにも低いので海外メディアが「馬鹿げている」と怒り、会場がブーイングに覆われたり[7]、逆にキム・ヨナが転倒しても最高得点を出して、解説者も「(得点が)ここまでどうして出てしまったのか、わからないと正直感じた」 と語った場面まであった[8]。

 浅田真央選手が高難度の演技に真摯に取り組む姿は、世界の選手に感銘を与えていた。[9]

「女子でトリプルアクセルに2回転をつけて跳ぶことがどれだけ大変か。それでも勝てないなんて・・・。」
「マオ(浅田)にも感謝したい。果敢にトリプルアクセルに挑んだ姿を見て、私は悲しいことなんか忘れて正直、燃えたわ。ありがとう」(ジョアニー・ロシェット、カナダ、10年バンクーバー銅メダリスト)

「なんて言ったらいいのかわからない。ジャッジはキムの何もかもに加点しまくっている」
「真央のスケートには誠実さがある。素晴らしいことだよ。傲慢さがない。そこが好きなんだ。」
「浅田のスケートには静かな無垢さ(イノセンス)があって、そこが魅力的だと思う。作った見せ掛けの態度みたいなものがなくて、スケートそのものをするという感じ。」(エルヴィス・ストイコ、カナダ、94年リレハンメル銀、98年長野銀)


■8.日の丸と真心

 キム・ヨナの得点に関する疑惑と反感は、スケート選手の間では相当広まっていたようで、ソチ五輪の競技後のエキジビションではキム・ヨナ一人が仲間はずれにされたり、記者会見でもキム・ヨナがまだ話している内に他の選手が席を立ったりした[10]。

 メダルさえとれれば、何をしても良い、という姿勢が、自分たちの神聖なスポーツを汚している、という怒りが、広がっていたのだろう。

 疑惑の採点などがなければ、浅田真央選手もフィギュア・スケートの究極を究める事に集中し、その過程で世界のライバルとも美しい争いを繰り広げられたはずだ。そう思うと、改めて、ドーピングや疑惑の判定で、スポーツの神聖さを汚してきた国々に対する怒りが込み上げてくる。

 今回、大きくメダル数を減らしたロシア、中国、韓国。一事が万事である。これらの国々は、「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」といった嘘を国際社会に流し、北方領土、竹島、尖閣と我が国の領土を不当に奪ったか、奪おうとしている。金メダルさえとれれば何をしても良い、と考えるような国々とは、信義ある外交も不可能だということである。そういう国々に、わが国は囲まれている。

 そういう国々のメダルが大きく減って、今回は表彰式で日の丸が何度も上がった。日の丸の白は「神聖と純潔」、赤は「博愛と活力」を現すと言う。正々堂々とルールを守り、自らの競技の究極を究めようとする日本選手たちの真心を象徴した国旗ではないか。
(文責:伊勢雅臣)

■リンク■
a. JOG(360) 金メダル以上の幸せ
 レスリング浜口京子選手は「国民のみなさんとともに金メダルへ向かってともに戦えたことが幸せ」と語った。
http://www2s.biglobe.ne.jp/%257Enippon/jogbd_h16/jog360.html

b. JOG(248) ワールドカップの報道統制
 世界中で報道されていた「判定疑惑」を日本のマスコミは頬被りし、日韓友好のみ謳い続けた。
http://blog.jog-net.jp/201309/article_3.html

■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け)
1. 世界のニュース トトメス5世「韓国・中国の金メダル激減の理由 ビデオ判定で八百長困難に」
http://thutmose.blog.jp/archives/65086483.html

2. THE PAGE 「 <リオ五輪>柔道73kg級金メダリスト大野が笑わなかったワケ」
https://thepage.jp/detail/20160809-00000004-wordleafs

3. サラッと速報「内村航平とオレグ・ベルニャエフの関係が良好すぎる!?」
http://sarattosokuhou.com/sports/oleg-verniaiev/

4. 「レスリング 吉田沙保里 女子53kg級決勝 リオオリンピック(2016.8.19)」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm29476021

5. FUNGO「『サオリは私のヒーロー』吉田沙保里に勝利したマルーリスのエピソードに感動」
http://fundo.jp/88166

6. choco日記「吉田沙保里インタビューで号泣謝罪!感動コメントのアナは誰?」
http://wamadai.com/4272.html

7. YouTube「海外メディアが真央を絶賛しキムヨナに皮肉連発 トリノ世界フィギュア」
https://www.youtube.com/watch?v=lNFBiuFl_G8

8. JCASTニュース「ジャンプで転倒キムヨナが『今季最高得点』 『浅田真央より上』報道にネットで怒り
http://www.j-cast.com/2012/12/10157544.html?p=all

9. NEVERまとめ「世界中から愛される浅田真央の魅力」
http://matome.naver.jp/odai/2139189471638105001

10.正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現「会見、エキシビジョンでもキムヨナの嫌われっぷり露呈・日本スケート連盟名誉会長が元在日の荘英介」
http://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/47881058.html

ヘイトスピーチか公憤か
2016/08/21

■Japan On the Globe(965)■国際派日本人養成講座■H28.08.21より転載

Common Sense: 不当不作為の在日行政・見て見ぬふりの日本国民
〜JOG(963) 「ヘイトスピーチか公憤か」へのお便りから

 行政の不当不作為と国民の見て見ぬふりこそ、在日問題の真因。

■1.「日本にさえいれば生活に困らない」外国人留学生

 弊誌965号「ヘイトスピーチか公憤か 〜 桜井誠氏の戦い」[a]には、多くのお便りが寄せられました。それらを通じて、行政の不当不作為の問題が浮かび上がってきました。

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 在日の状況についてはわかりませんが、わたしのかかわっているところで特別支援学校での外国人留学生に対する手厚い待遇については確かに首を傾げたくなります。

 当初は受け入れ側も留学側も正しい理念に基づいていたのだと思いますが、いまでは「日本にさえいれば生活に困らない」という感覚が定着しているようで、ひとつの学校を卒業すると、また別の学校へと留学の梯子(はしご)をしている外国人留学生が多く見受けられます。(Kenjiさん)
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 留学生には毎月14万2500円の奨学金が支給されます。また授業料も国立大学は免除、私立大学は文部科学省負担。医療費の80%、日本への往復の飛行機代、住宅手当まで出ます。外国人留学生のために使われる税金は年間293億円にも達します。

 第一の問題は、多くの日本人学生が経済的理由で進学を諦めたり、奨学金の返済に大変な思いをしているのに、なぜ外国人留学生にこれほど手厚い保護をしなければならないのか、ということです。日本国民の税金は、まずは国民の福祉のために使うべきです。日本人学生を差し置いて、外国人学生を優遇するのは筋が通りません。

 第二の問題は、留学生の80%近くが中国人と韓国人だということです。なぜ反日国ばかりから留学生を受け入れるのでしょうか。留学生を支援するにしても、親日国からの留学生も平等に受け入れるべきです。

 こうした情況を知れば、日本国民なら誰でも「公憤」を抱いて当然だと思います。[b]


■2.「自分の居住地をあのような状態にされたら」

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 わたしの知り合いにヘイトスピーチを日本人の狭量と傲慢の現れだという人がおりました。わたしも最初はそう思っていましたが、新大久保に何度か通って、現状を目の当たりにしました。

 自分の居住地をあのような状態にされたら誰でも心穏やかではいられないでしょう。むしろ日本だからヘイトスピーチくらいですんでいる、という見方が正しいと思います。

 一方それを「ヘイトスピーチ」などという適当な呼称をつけて批判する人たちというのは、そこに住んだことがない、つまり何ら実害を被ったことのない人たちです。一週間でもいいから、あそこに住んでみれば多少考えも変化するのではないかと思います。(Kenjiさん)
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 桜井氏は、在日コレアンの犯罪について、こう書いています。

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 年間5千人前後の在日韓国・朝鮮人の検挙者が出ており、うち百五十から百六十人ほどが重犯罪者(殺人・強盗・強姦・放火など)となっています。・・・この5千人の犯罪検挙者数を人口比で比較すると、なんと日本国民の三倍以上になるのです。[1, 1263]
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「日本で差別されているから犯罪に追い込まれる」と弁解する向きもあるでしょうが、ここで考えるべきは、韓国全体の犯罪件数も人口当たりで日本の三倍以上というデータです。[2]

 世界平均から見れば、韓国の犯罪率はそれほど高い訳ではありませんが[3]、世界でも断トツに安全な日本に外国人が集中的に住むと、犯罪率が「国際標準」レベルの街になってしまう、という事なのです。それにしても「自分の居住地をあのような状態にされたら」という状況に、行政や警察は何をしているのでしょうか。


■3.重犯罪人でも、在日コレアンは国外退去を命ぜられない

 こういう事態を改善するには、犯罪を犯した外国人は国外退去させるというのが国際常識ですが、在日コレアンに関して、桜井氏はこう指摘しています。[1, 1349]。

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 他の外国人は万引き一つで国外退去処分となることもあるのですが、在日はそれこそどのような犯罪を起こしても堂々と日本に滞在できるのです。これを特権と呼ばずして一体何を特権と呼ぶのでしょうか?

 入管特例法第22条には、外患罪などの重大な犯罪のほか、麻薬事犯や無期または七年を超える懲役または禁固に処せられた者など、いわゆる重犯罪者については、強制退去させることができると定められています。しかし入管特例法が制定されて以降四半世紀にわたって、在日は誰一人として国外退去させられた事例がないのです。[1, 1349]
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 在日コレアンの重犯罪者を日本国内に住まわせて、国民の被害者を生んでいる行政の不作為を糾弾すべきではないでしょうか?


■4.半世紀も公園を違法占拠

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 昔、在日特権が気になっていろいろ調べ、戦後混乱期の朝鮮人の戦勝国人としての横暴な振る舞い、集団暴力を用いての特権の取得[c]、駅前一等地の不法占拠とパチンコ経営等やりたい放題を知りました。

 日本人は、彼らの凶暴性に恐れをなし彼らの言うがまま特権を許していった。戦後50年が過ぎているにも関わらず、その特権が生きている、いや、日本人(政府、自治体、マスコミ)がそれを許容しているということに挫折感を感じたものです。

 それから数年した頃に現れたのが桜井氏率いる「在日特権を許さない会」でした。予想される朝鮮人の集団暴力をもものともせず身体を張って在日朝鮮人に単身挑む姿勢には驚きを感じました。己の身の危険をも顧みず、正しいと信じたことに突き進む。現代人が忘れ去った武士の魂を桜井氏に感じました。

 彼らの活動の成果もあり、在日特権に目を向ける国民も増え改善の兆しが見えた頃に起きたのが「京都朝鮮学校公園占用抗議事件」でした。悪いのは、公共の公園を正式な手続きを踏むこともなく占拠した朝鮮学校と考えるのが当たり前と思えるのですが、相手が子供たちが通う学校だったこと、やり方が暴力的であったことから世間の批判を浴びることとなってしまいました。

 今回の桜井氏の選挙演説、あの産経新聞ですら悪意を感じる記事を書いていましたが、記事とは全く異なる「日本国への熱き想い」「次世代の若者への愛」を感じさせる素晴らしいものでした。(隆治さん)
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■5.無法を見て見ぬふりをしていた自治体・警察

「京都朝鮮学校公園占用抗議事件」とは、ウィキペディア[4]によれば、以下のような事件です。京都朝鮮第一初級学校は、昭和35(1960)年から、隣接する「勧進橋児童公園」を、無許可で朝礼台やサッカーゴールを持ち込んで学校の運動場として使用していました。

「土日もサッカーのクラブ活動で占領しているし、小さな子やお年寄りは公園に近づけなかったですね」(70代の女性)、「公園に行ったら若い教師に『ここはうちのグラウンドだ』と追い出されたこともあったよ。登下校時は生徒の送迎で道が大渋滞したし、夏祭りのときは焼肉の臭いと煙がすごかった」(70代の男性)という状況でした。

 近隣に住む30代の男性が、警察や行政に取締りを要請したが動いてくれず、在特会に抗議を依頼しました。平成21(2009)年12月4日、在特会を中心とするメンバーが初級学校の前で、拡声器を用いて抗議しました[5]。小競り合いもありましたが、最初に手を出したのは、学校側のように見えます。[5]

 この中心人物4名を京都地裁は侮辱罪・威力業務妨害罪・器物損壊罪で、執行猶予付きの有罪としました。桜井誠・特在会会長は関与の程度が薄いことを理由に、起訴猶予となっています。学校側も、前校長が都市公園法違反容疑で罰金10万円の処分を受けています。ただし、その後、学校側が民事訴訟を起こし、中心メンバー8人が1226万余円もの賠償命令を受けました。

 在特会に抗議を依頼した男性は、「自分以外にも在特会に感謝している住人はたくさんいると思いますよ。たしかに在特会は少し荒っぽいところがあるけれど、彼らの主張は僕らの心の叫びでもあるんです」と語っています。

 在特会の対応方法には議論があるでしょうが、そもそもこの問題の根本には、半世紀以上も京都朝鮮第一初級学校が公有地を不法占拠して、周囲の住民に迷惑をかけているのに、行政も警察も見て見ぬふりをしていた、という事があります。彼らがきちんと職務を果たしていれば、そもそもこの事件は起こらなかった。この不作為にこそ公憤の声を上げなければなりません。


■6.移民受け入れ拒否はレイシスト?

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 前回のメルマガで、桜井誠さんについて書かれていました。私もあの朝日の一方的な記事は目にしておりましたので、これは他の見方も多くの方の目に触れるべきと思い、ファイスブックに転載しましたところ、アメリカの友人から反発され、桜井氏はトランプと同じ、移民受け入れに反対する排他的な人種差別者、というコメントが来ました。

 在日韓国人の特権が余りにも多く、桜井さんが主張しようとしているのはその辺にあるということ、更にアメリカで桜井さんの評価が偏っている、もう少し事実を色々知って欲しいと、調べた事を知らせてみましたが、日本は移民や難民を受け入れないという非難の言葉を書いていました。(リードさん、アメリカ在住)
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 在日問題も、大きく捉えれば移民問題です。小誌は以下の理由により、移民受入れには反対です。

 第一に難民に同情するなら、まずは彼らが母国で幸せに暮らせるように援助するのが本筋です。この点で、日本のODA(対中国を除く)、海外青年協力隊などは立派な功績を残しています。

 第二に移民を受け入れて、うまく行っている国は寡聞にして知りません。難民、移民も不幸になり、受け入れ国も治安の悪化や負担の増加で困っています。[d]

 移民受け入れ反対の声に「レイシスト」とレッテル貼りをするのは、自由な議論を封殺することです。どの国にも他国民を受け入れて生活を保障しなければならない、という義務はありません。善意でやるのは勝手ですが、やらない国を批判する権利はありません。


■7.「強制連行」というプロパガンダを座視している不作為

 在日の中には、「自分たちは戦争中に強制連行で連れてこられた人々の子孫」だから、日本に住む権利を持ち、日本政府が生活保護をする義務があるかのように主張しています。

 しかし、昭和30(1955)年の外務省調査では、その時点で「日本に在留する朝鮮人のうち徴用された朝鮮人の数は245人にすぎない」となっています。したがって、現在の在日コレアンはほとんどが、自由意志で渡航したか、密入国した人々、およびその子孫です。

 行政は、在日側のこういうプロパガンダを放置しておくことで、彼らの言い放題、やり放題を助長し、日本国民に虚構の自虐意識を持たせているのです。これも行政の不作為であり、国民として公憤の声を上げるべき問題です。


■8.我々国民が見て見ぬふりをしてきた責任

 その他にも、次のようなお便りをいただきました。

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 怒りには「私憤」と「公憤」があるという今回のお話に私は安心致しました。「怒っていいんだ」否、怒らなければいけないんだと。(正樹さんより)
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今回ヘイトスピーチの話でしたが、周りでもヘイトスピーチは悪いものだ、という風潮があり、それはその人々がそういわれる原因を作っているからだ、と言ってもとりあってくれないので、どうしたものかと思っていました。そこで今回下記の一文がありました。

「私憤から特定の民族への憎悪や蔑視の言葉を投げつけるのはヘイトスピーチだが、公憤は違う。誤った政治や制度に対して国民が公憤の声をあげる事は、自由民主主義国家において、より良い社会を築いていくための常道である。」

このような内容でヘイトスピーチの定義自体を揺さぶることができれば、なんとか議論になるかもしれないと思いました。(健司さん)
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 定義もないまま「レイシスト」とか「ヘイト・スピーチ」だとかレッテル貼りをして自由な議論を封殺する事は、自由民主主義国家では、あってはならない事です。

 本稿の議論を通じて、在日問題の真因は行政や警察の不当不作為にある事が明らかになったと思います。本稿の述べた以外にも、不正な生活保護の受給や住民税減免の問題もあります。[e]

 こうした不当不作為の政治を正すのは、我々国民の責任です。我々国民が見て見ぬふりをしてきたから、ここまでおかしな政治・行政がまかり通ってきたのでしょう。まずは我々自身が、筋の通らない行政には公憤の声をあげる必要があります。
(文責:伊勢雅臣)


■リンク■

a. JOG(963) ヘイトスピーチか公憤か 〜 桜井誠氏の戦い
 朝日新聞は「選挙運動の形したヘイトスピーチ」と決めつけるが、、、
http://blog.jog-net.jp/201608/article_1.html

b. JOG Tweet 韓国(15) 在日特権
http://blog.jog-net.jp/201505/article_11.html

c. JOG(955) 左翼と在日の深い闇 〜 『井上太郎最前線日記』から
 外国政府の資金や、在日外国人の政治活動により、日本国民の主権が脅かされている。
http://blog.jog-net.jp/201606/article_3.html

d. JOG(143) 労働移民の悲劇
 ぼくたちには何のチャンスもありません。ドイツに夢を抱いていたことが間違いでした。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h12/jog143.html

e. JOG(947)「在日特権」という不幸
「在日特権」が在日の人々を「宙ぶらりん」の不幸に追いやっている。
http://blog.jog-net.jp/201604/article_3.html


■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け)

1. 桜井誠『大嫌韓時代』(Kindle版)★★★、青林堂ビジュアル、H26
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4792605024/japanontheg01-22/

2. NEWSポスト「韓国犯罪割合は日本の3倍、殺人2.4倍、強姦・わいせつ5.8倍」、H26.02.19
http://www.news-postseven.com/archives/20140219_240863.html

3. GLOBAL NOTE「世界の殺人発生率 国別ランキング」
http://www.globalnote.jp/post-1697.html

4. Wikipedia contributors. "京都朝鮮学校公園占用抗議事件." Wikipedia. Wikipedia, 8 Jul. 2016. Web. 20 Aug. 2016.

5. YouTube「(3)12月4日 京都児童公園を無断で校庭として使う朝鮮学校から奪還」
https://www.youtube.com/watch?v=Ui0Jd3AhzwM


▼偏見を防ぐには、いつでもどんな状況でも表面だけ見るのではなく、どちらの意見に対しても公平に観ることを忘れないようにと、己の偏見に注意を払う癖が必要だと思います。

英メイ首相核攻撃を許可すると即答
2016/08/20
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成28年(2016)8月20日(土曜日)通算第4999号より転載

(読者の声2)7月の英国議会と比較すると、日本の国会審議やメディアが本当に恥ずかしくなりますね。
7月18日の英国議会でのメイ首相の答弁。
この日、英国議会では。原子力潜水艦搭載の核ミサイルシステムのバージョンアップをするかどうかの議論が行われていた。スコットランド民族党のケレバン議員が「首相、貴女に何10万人もの罪のない男と女と子供たちを殺せる核攻撃を認可する用意がありますか?」
という質問に、メイ首相は即座に「Yes」と答えた。
日本の政治家、メディアの幼稚さと劣化は、国民を含めてだが、目を覆うばかりだ。「平和を愛する諸国民」はこのように自国の平和を守るために、理路整然と議論を進めている。
https://www.facebook.com/kohyu.nishimura/videos/10205508259146091/
   (KN生、大田区)

★言葉の重さではなく、自国民を守るためには非難されるかもしれない事実・あるいは覚悟を明確に表明することが政治家や世論が国民の平和を守ると私は歴史から学びました。
ハッタリやちょっかいで、武力をひけらかす国がいる以上、毅然とした態度が平和を守るという現実を、互いに戦争し合う危険な時代に今の平和を守る義務があるのは政治家やジャーナリストの一番の義務だと自分は思います。

無責任な平和論を言うものは、戦争をしたがっている国にとっては、思うつぼだというのは、英国のチェンバレンがナチスの拡張主義に融和的に対処したからだと、歴史が示しています。

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